人類は衰退しました 二巻
ダークソウル3にドハマりしてて、ブログのことをすっかり忘れていた。でも、このゲーム面白すぎるから、仕方ないじゃわ。
人退二巻だけど、前半は小人になってあれやこれやという童話的なサムシングで面白い。ハクメイとミコチに欲しかった面白さ。やっぱ自然は多少バイオレンスの方がいい。優しい世界なんてありません。揺籃は子供のもの。
後半の話はね、わたしがバナナでタイムスリップしてお菓子作りで、助手がお爺さんで自己発見という、よく分からない話。そう、はっきり言ってよく分からない。助手の自己がわたしの望みで決定したのか? わたしはカミサマです? って感じな台詞もあったし、そうなのかも。まぁ、もう一回読めば理解できるのかも。
ってことでの、今日の一曲は、nikiさんの「ERROR」
乳と卵 川上未映子
概要
豊胸手術を受けようとしている巻子と、その子供で精神的な理由で口が聞けず筆談をする緑子。主人公は上京してきたこの親子を一時的に家に泊める。おっぱいとか卵子とか、生産者としての女について緑子を通じてあれこれ語られる。最後の方に、巻子が何かの理由で男親に会いに行って、その後、親子が卵を自身の頭にぶつけて割ってぐちゃぐちゃになるという妙なシーンがある。
感想
初めは方言などもあり、読みずらい文章だと思ったが、そのうちに味が出てきた。とはいえ、文字でぎっしりのページが多いのは、視覚的にいかがなものかと思う。生理的嫌悪感の演出なのだろうか。それとも、こういうスタイルか? 所々挟まれる緑子のノートが面白い。こういう語り口があったか。本編の後の短編も面白い。というより、こっちの方が好きかも。けばい女とティッシュ男の話。
腸活 新展開
今やってるやつで、便秘になってお腹壊してしまったので、一日一食でバランスよく食べる方向に変更。ただ、これだと便は出るが、悪玉菌が増殖してしまったので、善玉増やすために整腸剤とヨーグルト服用。
一日一食は意外とお腹が空かない。いや、空くが慣れてしまえば気にならない。ただ、生活リズムが変化している感じはある。果たしてどこに着地するのだろうか。
ってことで、本日の一曲はLucy Roseの「Shiver」
殺人出産 村田沙耶香
概要
十人産んだら、一人殺せる世界。殺人のために子を産み続ける人は、産み人、と呼ばれ崇められている。殺人に対する価値観も変容しており、社会貢献度の高い行為とされている。主人公の姉は産み人であり、無差別殺人志向がある。産み人制度を是とする価値観を一歩引いた目で見る主人公の前に、かつての殺人が悪という価値観を取り戻そうと活動する女が現われて、姉はその女を殺人対象に選ぶ。姉の身体は繰り返される出産で弱っており、主人公に殺人を手伝わせる。殺人の最中、殺される女の身体の中に、もう一つの命が宿っていたことに気づいた主人公は、償いとして自分が産み人になる決意をする。
感想
作者は常識改変を行い、我々に常識の根拠薄弱さ、踊らされる大衆の愚かさを問う。しかしながら、それが世の流れというものであり、逆らうものは排外されてしまうという展開はコンビニ人間などにも見られた通り。
殺人という題材を持ってくるあたり上手いですね。
腸活、始めました【14、15日目】
便秘になってしまい、身体が倦怠感に襲われている。故に、小説の感想を書くのも億劫になっている。やはり、腸の調子は人生の調子に直結するようだ。そこで、一日一食スタイルを取り入れようと思う。脳が眠りを必要とするように、腸にも休息が必要なはずなのである。そう考えると、一日三食は消化器への負担が大きすぎる。
ってことで本日の一曲は、Clarioの「Bags」